■東京モーターショーへ車の未来を見に行こう! 移動のためのバス、物流のためのトラック、生活に欠かせないゴミ収集車などなど…。 マイカーだけでなく、今や自動車は社会に欠かせない乗り物です。そんな車の祭典が「東京モーターショー」。今年は10月22日から11月6日(ただし初日はプレス・関係者のみ)幕張にて開催されます。車の最新の技術に触れることができ、さらに50周年記念企画として1950年〜1990年を代表するなつかしの車が勢ぞろいするということで、関係者や車好きならずとも十分楽しめそうです。
東京モーターショーが初めて日本で開催されたのは、昭和29年(1954年)のこと。都心の日比谷公園を会場に254社が参加しました。出品車両267台のうち乗用車はたった17台。そう、当時マイカーは高嶺の花だったのですね。主流はトラックやバス、三輪車、オートバイといった「働く車」でした。
さて、そんな車も環境や資源の見地からさまざまな技術革新がなされており、なかでも安全対策の進化はめざましいものがあります。「事故に遭った時にドライバーや同乗者をどう守るか」という視点で衝突の衝撃を吸収する車体やエアバッグの開発がされましたが、次の段階として「先進安全車」と呼ばれる「ぶつからない車」の開発が今、進められているのです。たとえばカメラやレーダーで障害物を認知し危険と判断された場合ブレーキが作動するシステムや、車のふらつきを居眠り運転と察知して警報が鳴る装置など、事故を未然に防ぐ技術の開発です。一見華やかなお祭りに見えるモーターショーですが、次世代の車への提案や安全・環境対策へのメーカーのプレゼンテーションの場でもあり、それは私たちのカーライフにもかかわってくること。次にマイカーを選ぶ時のヒントにもなりますよ。
※参考:社団法人日本自動車工業会 http://www.tokyo-motorshow.com/index.html 日本経済新聞社
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